La sorciere 〜健康で豊かな人生を〜

健康に悩みがある方を専門にトレーニングで健康サポートをしています。vivaラボ大阪店・堺店

立ち会い出産の勧め

 

妹の出産の立会人として、

 

陣痛から始終一緒に過ごしました。

 

実はこれで2度目になります。

 

妹の長男出産時にも立ち会いました。

 

なぜ立ち会いを進めるかというと、

 

ひとつの命が誕生する場面に一緒にいいられることは

 

この上ない幸せを味わうことができます。

 

もちろんそれはあります。

 

そして、出産の辛さを目の当たりにすることで

 

その赤ちゃんだけでなく、すべての赤ちゃんと

 

母にいたわりの気持ちが生まれます。

 

妹がお産に選んだ病院では

 

立会人になれるのは夫以外では親族のみです。

 

ですので、立ち会える機会というのは

 

そんなに多くないのです。

 

もし、妹や姉が立ち会いを依頼してくれたら

 

迷わず受けてほしいと思います。

 

相談を受けたら必ず進めます。

 

出産を目の当たりにするとたいてい

 

出産の経験がない女性には、恐怖が先立ちます。

 

それは、私もそうでした。

 

1度目の立ち会いの時、新たな命の誕生による感動より

 

陣痛で苦しむ妹の壮絶さに圧倒されていました。

 

ですので実は、あまり記憶がありません。笑

 

その時は本陣痛から産まれるまでの時間が

 

9時間と長かったのもあります。

 

今回は子宮口が5cmから前回まで一瞬で

 

お産の準備のため一度退出させられ、

 

入室した時には本陣痛が始まって3度目の波で

 

いきんだらすぐに頭が出ました。

 

それから赤ちゃんに逢うまであっという間でした。

 

妹は前回とうって変わって

 

今回は唸り声一つあげませんでした。

 

(前回は切ってくれぇぇぇと叫び、

 

なんで切られへんねんと助産師さんに逆ギレする始末。笑)

 

でも、そうなるのがわかるくらい本当に辛そうなのを見ていたから

 

今回のあっけなさに呆然としました。

 

そして、産まれた子が女の子で

 

可愛さと愛おしさに勝手に涙が出ました。

 

ただ、そこからが本当にしんどい時間の始まりでした。

 

育児のことかと思われたと思いますが、

 

そうではありません。

 

赤ちゃんが生まれた後には

 

胎盤も体外に出す必要があります。

 

本来なら10分ほどで胎盤は出ます。

 

今回は胎盤が子宮に癒着しており

 

無理に剥がすと出血がひどくなるようなら

 

ここでは輸血ができないため

 

大きい病院で処置するしかないとのことでした。

 

予想外のことが起こることは、

 

お産にはあり得ます。

 

そういう時は、妊婦さんの意向を

 

尊重してあげてほしいです。

 

私が妹に聞いたのは

 

「帰ってほしいとか、いて欲しいとか、ある?」です。

 

帰って欲しかったら、このしんどい状況なら

 

帰って欲しいというと思いました。

 

それ以外なら、いて欲しいだと判断しました。

 

赤ちゃんは、その場にもういません。

 

そこで帰ったら、妹には寂しさと心細さが残ると思いました。

 

何のためにがんばるのか。

 

私がその立場でもそう思うと思います。

 

今回は妹の夫はどうしてもの仕事のため

 

立ち会うことができませんでした。

 

一緒に居られるのは、私しかいませんでした。

 

出産から2時間、出産より痛くて苦しくて、怖くて

 

血はそんなに怖くない私でもその処置に震えて

 

見ていられなくて。

 

今でもこれを書いていたら涙が溢れます。

 

それでも、妹に自分の不安が伝染しないように

 

平然を装い、気丈に振る舞い、必死で励ましました。

 

これで無理なら別の病院に移送という最後の処置で

 

なんとか先生方が胎盤を引っ張り出してくれました。

 

出産よりも長く苦しい時間でした。

 

そんな時間に耐えた妹には心から

 

称賛の言葉を伝えました。

 

こんな素晴らしい機会に巡り会えたら

 

あなたも是非、立ち会うことを選択してみてください。 

 

ただ、立会人には仕事があります。

 

妊婦に余計なストレスを与えないことと

 

(発言、挙動に気をつける)

 

快適なお産のためのサポートです。

 

(水分を差し出す、汗を拭く、声かけ)

 

産まれてくる赤ちゃんを抱っこすることより

 

それがメインだと思っててほしいです。

 

2度出産を経験した妹に聞いたことと

 

2度立ち会った経験から

 

私が生む立場だったらそうして欲しいだろうなと感じたからです。

 

 旦那さんは、決して秘部を見ずに、顔の横で

 

励ましてあげてください。

 

旦那さんには、出産の苦しみが少しわかってあげられる

 

かも知れない重要な機会だし

 

女性にはとってはいずれ経験するかも知れない

 

事実への心の準備ができると思います。

 

私は、立ち会い出産を進めます。

 

 

2020年6月に

Webサイトをリニューアルしました!

健康コラムを執筆しています!

ぜひこちらをご覧ください☆

 https://viva-lab.jp/